August 21, 2010

さて、更新再開。

 このBlogも2004年に開始し、6年目となりました。中国からの帰任により更新もすくなくなり、時間が空いてしまいましたが、また更新を再開したく思います。
  今回は中国の結婚式後の職場での振る舞いの変遷についてご紹介します。
 現地中国で仕事をしていますと、仕事を手伝ってもらっているメンバーから突然の形で休暇(どちらかといえば欠勤)で数週間~1ヶ月近く休みをとるというケースに遭遇することも多々ありました。
 私としてはやっとの思いで業務を覚えていただき、さぁ、これから攻めのビジネスをするぞという矢先の場合の事態ですので、素直に喜べないことも多く、このメンバーの不在の間あの穴埋めをどうやって解決するかに悩んだものでした。
 この傾向は最近も同じようですが、さらに結婚式そのものも派手になることと、結婚式の回数も故郷で2回、(新郎側、新婦側の故郷で各1回)で済ませていたものが最近は仕事場のある住居近辺でも、さらに挙式、披露宴をするケースも増加しているように思います。
 また 朝、仕事場に行きますと、結婚後、”帰任”したメンバーがお菓子を配っている場合も遭遇したりします。
 こんな光景は今までなかったように思いますが、最近増えてきたように思います。
 段々、生活に少しは余裕ができてきたのかと感じながらも、あまり派手にならずに、どうか業務には支障がでないレベルで済ませてほしいと思う今日この頃です。

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December 30, 2006

日本で迎える年の瀬

 中国の滞在から戻り1年以上経過しましたが、その後もたびたび出張続きでありました。、今回久しぶりに日本でお正月を迎えることができそうです。

 中国でも 元旦は休みますが、2日から業務を開始するのが普通ですので、日本の正月休みとはリンクしておりません。たいてい、日本に本社があり中国にて海外赴任をしておられる方は1月の正月は現地で仕事、旧正月は日本で仕事という、実質的に正月休みがない方もおられるようでようです。
 日本で暮らすようになってから、年の瀬にお付き合いのある方々から”今年もお世話になりました。”とお言葉をいただくと、あっ、もう今年もおわるんだなぁ というイメージをもつようになりました。中国在住の折には経験しなかったことですので、改めて新鮮に感じるこのごろです。
 さて、来年はというと、私の場合は いままで以上に 中国-日本を行き来する生活になりそうですので、また 出張中に気がついたことをアップして行きますので、どうかご参考にしていただければうれしく思います。

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September 25, 2006

面のカーテン(四川省)

Dscn2332  この写真は四川省の小さな面工場(といっても住居で製造)の門です。玄関につる下がっているのは加工された面です。挂面と(グワァミェン)いうそうです。断面が長方形をしています。担担面の中にはいっている面です。加工後の仕上げとして玄関で干しているようです。
 でも雨の日はどうするのでしょうか?上に煙突のパイプらしきものがありますから、中でストーブでも焚いて乾燥させるのでしょうか?お店の人に聞こうと思ったのですが、忙しそうでしたのでやめました。

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June 06, 2006

人間の行動半径

 中国在住から現在は日本帰国、書き忘れたことをつづっております。
 日本では通勤時間は平均1時間強は当たり前ですが、この話を中国在住の中国人に話すとたいていはびっくりします。どうしてもっと会社の近くにすまないのかとたいていの人はこのような返答をするものです。そんなに小旅行がすきなのかという人もおられました。通勤に時間をかけなければない理由がいうことが理解できないようです。 

 しかし、最近、私はこの通勤がそれなりの刺激になっていると思うようになりました。

 確かに中国の地方にいくと町から出たことのない人に出くわします。このような方がタクシーの運転手ですと意思が通じず、どこつれていかれるのかわからず、スリル満点で面白いものです。運転手さんの話す言葉は中国語のなまり?または方言なのか?が クセが強くて何をしゃべっているのかよくわからない。もちろん、湖南省であれば湖南語、四川省であれば四川語もありますが、どうもそれぞれの都会で聞いた湖南語、四川語とも似ているようで違う、数時間一緒にいると、なんとなく言葉がわかり始めて、方言が強烈に強いことに気がつきます。それも中国語ではなくてそれぞれの省の言葉の方言です。
 しかし、話がわかり始めるとこれがまた面白い。話す内容が自分の生活圏、せいぜい1km以内で起こったことをとりとめもなく話しているのです。さらに面白いことは発想パターンが同じで話の内容が読めてしまうこと。ありゃ、まただと思ったものです。
これはやはり生活圏の影響ではないかと、通勤時間について考えながらふと思い湧き出してきました。
 なんともいえないところはありますが、生活圏で体験することが思考パターンを知らず知らずのうちに決まった固定概念になってしまっているのではと考えさせられました。
 さて 私は現在は勤務先まで10分の自転車通勤ですが、やはり日本の四季の変化と刺激を受けながら通勤しております。やはり寒暖あるほうが私の性に合っているようです。

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May 27, 2006

中国に納豆??

 中国在住から現在は日本帰国、書き忘れたことをつづっております。写真は四川省の成都近辺でみつけたお店です。つる下がっているのは豆鼓と言って日本の納豆を乾燥させたようなものです。料理の味付けとして、野菜などの主剤とともに、辣椒などと一緒にいれて使用されます。時々、中華料理のなかに黒い豆がはいっていますが、これも 大豆を発酵処理したものだそうです。
 しかしここで売られていた豆鼓は日本の納豆と同じように茶色の色でした。乾燥はしているはもの、においは納豆そのものです。このお店をみてなぜこんなところに納豆があるのかと感激しました。Img_2494 面白いところに日本と中国の共通点を見つけた気分になりました。

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March 05, 2006

物語るモニュメント

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 久しぶりに中国シンセンに来ています。相変わらずモニュメントがあちこちに目立つのですが、ある公園にあるこのモニュメント、作者は何をいいたいのかイマイチよくわかりません。しかし、言葉では表現できないこの配置、この赤枠と未来石と歴史石の配置。現在から過去と未来を見て何かを語ろうとしていることはわかります。何を語ろうとしているのか、ふと思いめぐらしていましたら、私の横に恵みを請うおばあさんが私のすそを引っ張っていました。やはり現実は厳しいようです。

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February 18, 2006

雲呑の作り方

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 中国在住にこんなものの作り方を覚えました。雲呑(yuntun)です。水餃子に近いものがありますが違うようです。具の作り方がそれぞれの家庭の作り方があり微妙に違うそうです。
具の主体は肉ですが、出来るならば細切れの肉をつかうのではなく、まだスライスされてないものを買ってきて、自らつぶしたほうがおいしいようです。まるでアジのたたきでもつくるようにして肉をつぶします。細切れ肉でもいいのですが、どういうわけかやわらかすぎてしまうようです。調味料は お好みですが、胡椒、花椒、辛椒 などを使います。具の包み方ですが、皮を三角に折りたたむように包みその対角を船の形になるように貼り付けます。貼り付けは具の中の水分を使います。沸騰したお湯の中で 数分ゆでます。 そのときに一緒に前もっていためた野菜なども入れます。
その後はまたお好みに合わせて 調味料を入れて完成です。写真の完成品はスープのなかに辛椒を入れてあります。
中国では ちょうど 旧正月も終わり今頃は家でこのような比較的簡単に作れる雲呑を食べている家庭もいるのではないかと思われます。出稼ぎに故郷から遠く離れている人たちは同郷の仲間たちと集まってこのような料理をつくり楽しんでいます。
 みんなでわいわいとしゃべりながら食べている姿が浮かびます。
 

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November 05, 2005

はや30歳で就職難(中国のエンジニア市場)

 先日 私が中国在住のおり私たちの会社を自己都合で退社したメンバーからメールをもらいました。内容はというと、どうか就職先を紹介してくれ、できるならばもう一度あなたの会社に戻りたい。。。と切実な内容で書かれています。(あなたの会社と言われても私も従業員なのですが、、(笑)。
 切実というのは、新たな仕事口がみつからない。そしてたくわえももう少しで尽きてしまう。。。といった内容がつたない英語で書かれていました。
 彼は現在32歳、一応、大専(日本の単科大学に近い学校)を卒業しており、基礎技術力はなく、自分で開発のできるエンジニアではではありませんが、モノマネ設計であれば、こちらがサポートすればこなせるといった人材でした。いわゆるコピー設計を得意としていた人材でした。
 退職したのが28歳ごろでしたから、かれこれ4年ほど入退社を繰り返したか、就職先を探していたことになります。
 中国のいわば職業安定所である人材市場に行きますと、30歳半ばの自称エンジニアという方々がわんさかと集まってきます。殴り書きで書いたような履歴書を持ってきて、御社に絶対入社したいと言い張って、こちらが検討しましょうと言うまで居座る方々が多いでのす。しかし、基礎的なテストをすると散々な結果でとても採用にいたるには程遠いです。
 どうも彼の手紙から察すると、エンジニアという職種を希望した場合、30歳を過ぎた人材はもう就職難に陥っているようです。これを考えると中国の悲しい現実が見えてきます。
 以前の電化製品はなんとか他社製品コピー設計、いわゆる他社製品を購入、分解、図面を作成できる人材は重宝された。しかし今はそうではなく自力で製品完成まで開発、設計できる人材が中国でも求められている。よって以前のコピー図面作成要員はいらなくなった、ということではないでしょうか?
 自力で製品完成まで開発、設計できる人材となると、新卒で入社して数年は密に勉強しないとこの能力は身につかないと私は考えます。残念ながらこの一度コピー設計員として活躍し、自分は仕事はできると思い込んでいる人たちには、この再学習は非常にむずかしいようです。
 この相談してきた彼は残念ながら、再採用はできませんでした。またメールを受け取った彼からもその後 音沙汰なしです。

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