人間の行動半径
中国在住から現在は日本帰国、書き忘れたことをつづっております。
日本では通勤時間は平均1時間強は当たり前ですが、この話を中国在住の中国人に話すとたいていはびっくりします。どうしてもっと会社の近くにすまないのかとたいていの人はこのような返答をするものです。そんなに小旅行がすきなのかという人もおられました。通勤に時間をかけなければない理由がいうことが理解できないようです。
しかし、最近、私はこの通勤がそれなりの刺激になっていると思うようになりました。
確かに中国の地方にいくと町から出たことのない人に出くわします。このような方がタクシーの運転手ですと意思が通じず、どこつれていかれるのかわからず、スリル満点で面白いものです。運転手さんの話す言葉は中国語のなまり?または方言なのか?が クセが強くて何をしゃべっているのかよくわからない。もちろん、湖南省であれば湖南語、四川省であれば四川語もありますが、どうもそれぞれの都会で聞いた湖南語、四川語とも似ているようで違う、数時間一緒にいると、なんとなく言葉がわかり始めて、方言が強烈に強いことに気がつきます。それも中国語ではなくてそれぞれの省の言葉の方言です。
しかし、話がわかり始めるとこれがまた面白い。話す内容が自分の生活圏、せいぜい1km以内で起こったことをとりとめもなく話しているのです。さらに面白いことは発想パターンが同じで話の内容が読めてしまうこと。ありゃ、まただと思ったものです。
これはやはり生活圏の影響ではないかと、通勤時間について考えながらふと思い湧き出してきました。
なんともいえないところはありますが、生活圏で体験することが思考パターンを知らず知らずのうちに決まった固定概念になってしまっているのではと考えさせられました。
さて 私は現在は勤務先まで10分の自転車通勤ですが、やはり日本の四季の変化と刺激を受けながら通勤しております。やはり寒暖あるほうが私の性に合っているようです。
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