August 31, 2005

中国広州で暮らし、気になる点を綴っています。
写真の盆の上になにやら白いモノ、、、これは広東料理のなかでも海鮮料理系のお店にいくとあります。刺身料理です。ちいさなタライに氷を敷き詰めてラップをかけ、その上に細かく切り刻んだ刺身が並べてあります。魚の名前は海玩魚という名前らしいのですが、石鯛か鯉のような魚です。歯ごたえはこりこりとし、なかなかいけます。
が、日本とは違う食べ方をします。日本では刺身といえば、醤油とわさびが定番ですが、ここではなんと、醤油、しょうがの千切り、レモンの皮の千切りなどをつけて食べます。ここまではなんとか受け入れられます。が、決定的に違うものとして、地元の人はこれに油、フライで使用する油をたっぷりと加え、これらを刺身につけて食べます。刺身に油、、、この組み合わせは日本で暮らしていた私にとってはとても想像のつかないものでした。地元の人によると、油を使うと味がまろやか(甘い?)になるそうです。
せっかくのあっさりした刺身を油でごてごてにして何がおいしいのだろうという私の感覚ですが、これが普通だそうです。
基本的に育った地方により味覚の成長もまったく違ってしまうことを思い起こさせた刺身料理でした。
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August 26, 2005
中国広州で暮らしております。日中の暑い時に街中を散歩をしているとどこからともなくマージャンパイのジャラジャラ音が聞こえてきます。マージャンのルールを知らない私は、”またマージャンやってる”としか聞こえないのですが、中国では老若男女の一般の娯楽としてかなり浸透しています。露天の売り子のおばさんがマージャンをしていますと、見物人が集まります。
中国人同士の結婚式では、大抵開催までの時間はみんなマージャンで時間をつぶします。ただでさえ人がわんさか集まっている場所にワをかけてマージャンのジャラジャラ音がしますから、うるさくてしょうがありません。
さてこの結婚式に参加して気がついたのですが広東のマージャンでは最初にパイの一部を”7”の文字のように並べます。日本ではル見たことのない(多分?)並べ方をしているのです。また四川の方では卍文字の片方の曲がりを削ったような並べ方をします。
この結婚式にいた人にに聞いたところ、地方によってかなりルールが違うようです。その表現の仕方がまた中国らしいのです。○○人のマージャンは並べ方が単純であり運まかせで頭を使わなくともできる。しかし我々のマージャンはよく考えなければ参加できない。。。。なんてこと言っていました。どうも自分たちのマージャンがイチバン!と優越性を表現したいようです。
一番むずかしいのは競技マージャンだそうです。世界的にルールを統一し、運任せの確立を減らしたものだそうです。
ともかく家庭マージャンは中国人娯楽の一番ポピュラーなもののようです。
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August 25, 2005

中国広州で暮らしております。広州の書店で「窓際のトットちゃん」をみつけました。勿論中国語版です。中国語の書籍の中でもこの本が山高く積まれていましたので、売れているようです。
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August 23, 2005

中国広州で暮らしております。写真は街を歩いているときにみつけた赤いパンツの洗濯ものです。悪いかなとは思ったのですが、”赤”といる色が中国ではかなり幸運を呼ぶ色として浸透しているのを紹介する良い機会と思いましたので写真を取らせて頂ました。
このパンツ、年末、特に旧正月が近づいてきますと小箱に入って売っています。夏は売られていません。これを毎年買い換えてはいていますと運が向いてくるそうです。
この家ではお父さん 、お母さん、その子供たちがはいているのでしょうか。なんとなくほのぼのする感じをうけました。
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August 22, 2005
中国広州で暮らしております。広州で暮らしている中国人は大抵広東語、普通語を話すバイリンガルです。お店の売り子さんの募集をみていると白語(広東語)、普通語の両方話せることを条件に書いているお店が目立ちます。地方から出稼ぎにきているワーカーさんは 自分の地方の言葉も当然操れますので、3種類の言葉は楽々と話せるわけです。我々日本語だけしか話さない環境に育った人間とは全く環境が異なります。
しかし沢山の言語を操ることができるがために障害があるのではないかと最近つくづく思います。
公園などでボーッとしていますと 大抵、地元の子供たちがなにやら遊んでいます。当然彼らの言葉は広東語、普通語などが入り混じって聞こえます。時々大きな声でしゃべっている子供がいて、なにか主張しているらしく一生懸命説明しています。そのときの言葉は最初は広東語でしゃべり、あとで普通語をしゃべっている、、、 こんな光景を見たかたは多いのではないでしょうか。この労力はかなりのものです。しかし、一番論理思考が成長する子供の時に言葉の変換作業に時間を費やしてしまっては後々思考回路の発達に大きな影響を与えるのではないかと感じます。
私たちも英語をならっている時に日本語の微妙な表現が英語になく、このために思考時間を割き、時間を失った経験をした方は多いのではないでしょうか。
これは一種類の言葉で生活していた環境では言葉の変換作業など必要がなく、一つの仕事に打ち込めていたものが、”多言語”の環境にいるといちいち言葉の変換を考えなければならなのです。これは深く掘り下げた思考をするときにはかなりの障害があるのではないでしょうか。
バイリンガルが流行のようにもてはやされる時代ですが、ふとこんな落とし穴もあるのではないかと感じるこのごろです。
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August 21, 2005
中国広州で暮らしております。人民元の切り上げがあり価値が上がったとしても私のような平凡なやからには致命的な点がありまして、それは人民元ベースで世界的に通用するクレジットカードを発行してくれる銀行がないのです。本当はあるのかも知れませが、(銀行のパンフレットをみるとそれらしきものが書いてあるものもあります。)信用できる銀行を探し出せていません。
そこで先日、香港に出かけまして銀行口座開設とクレジットカードの手配をしてきました。
一番中国/香港の銀行での対応で落差を感じたのは窓口のおねえさんの対応です。
中国での銀行で自分のお金を引き出した方は必ず経験しているとは思いますが、中国政府の規定により、ある程度まとまったオカネを引き出すときには納税証明書などを提示するなど、このオカネはどこから来たものかを証明しないといけません。最初、銀行員からこの質問をされたときには、この質問を早口でまくし立てられ、私はワケがわからず、それきり窓口の銀行員さんとは平行線状態が始まり、そのうち急に保険?国債?らしき商品を次々説明され、もっとワケわからなくなり、また引き出せないの一点張り状態に陥りました。結局、行長さんらしき人が来て、別の部屋に呼ばれてやっと理解できたという経験があります。もともとはといえば最初にそういう説明を詳しくしてくれれば理解できたのに、、、なんて思ったものです。
香港で銀行開設をする場合、身分を証明するもの、住んでいる場所を明確に証明できるもの(例えば電気料金、公共料金の支払いを証明するモノ、居留証明書など)が必要です。中国にくらべ香港のほうが開設も比較的面倒な点ありますが、銀行員の対応がとてもいいですね。質問をすれば何回でも同じことを説明してくれます。対応には親切さを感じます。
これはそれぞれのお姉さんの性格ではなく、香港/中国の金融市場の大きさが関係しているのではないかと思います。香港は隠れた世界金融市場という人もいますが、それだけ規模が大きいかわりに市場競争も激しく、サービスを重視しています。一方まだ中国はまだまだ金融市場は規模が小さいと思われます。これから中国の金融市場も拡大するとは思いますが、やはり私はまだ香港の方が好きです。
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August 17, 2005

中国広州で暮らしております。こちらの赤ちゃんのパンツはとてもかわいいものがあります。写真は思いっきりずらしてありますが、よく街中でみかけるものは、赤ちゃんのパンツの後ろが割れています。用足しの時にすぐに対応できるようにという配慮だと思います。このパンツならばわざわざずらすことなく、そのまましゃがみこめばOKです。しかし普通にヨチヨチ歩いているときもお尻が見えてしまいます。その姿がかわいいものです。
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August 14, 2005

中国 広州で暮らしております。こちらで購入する新聞で、日本の記事を扱うことは比較的すくないのですが、数日前、写真の記事を見つけました。小泉首相と常任理事国加盟に関係した記事です。著作権の問題が発生しそうなので、アップの写真は掲載できませんが、最近も郵政民営化否決の記事が掲載されています。注目の的のようです。
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August 11, 2005

中国 広州で暮らしております。とうとう日本から持ち込んだ薬がなくなり、中国広州で薬を現地調達する羽目になりました。写真はこれまでに飲んだ薬です。頭痛薬から始まって、胃薬、下痢止め、腸を活発にする薬、腎臓結石薬の利尿剤、咳止め、風邪薬、歯茎の腫れにつける薬、湿疹につける薬などなどです。全て中国製なのですが、中には日本の製薬会社が現地生産?のものもありました。薬までが中国生産(それとも権利を売り渡して現地生産?)とは驚きでした。
さて、効能ですが悪く言えば余り効き目がはっきりとはしません。しかしよく言えば沢山飲んでも害がないのかも知れません。そうは思いながらこの薬群にはお世話になっています。しかしこの生活から脱却する方法らしきものを見つけました。
中国でお仕事をしている方々に僭越ながらアドバイスです。こちらで仕事をしていますと考えられないハプニング、想定外の業務展開で毎日冷や汗を何度もたっぷりかいている毎日を過ごしていることとと思います。この冷や汗かき状態が長期にわたると、体温低下を招き、腎臓に過大な負担がかかり、あるとき急に、本当に突然と体の動きが停止し、頭痛がとまらなくなり、倒れることになります。実際私はこの状態に数度遭遇しました。
この対処療法ですが、薬ではなおりません。(ということに気がつきました。)ではどうするかですが、生姜をすりつぶしてお湯で溶かして飲んでください。できるならばコップ2杯くらいが適当です。その後落ち着いてきたら、動かない体を振り絞って、ひざを曲げたり伸ばしたりするスクワッド運動を10分くらい続けてください。これを繰り返すとこの状態から脱却できます。そしてビールはご法度です。この状態でビールを飲むと、ひどい時は茶色い汗がでてきます。お酒をガマンできない場合はその代わりに紹興酒をお猪口で1日5杯程度までを限度に飲みます。数日後には本当に元気になります。もしも皆さんのなかで信じられないという方がおられましたら、是非試してください。
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August 02, 2005
中国 広州で暮らしております。少しばかり仕事に関係したお話を書いて見たいと思います。ノウハウにあたる点は書くことできませんが、最近気がついたことについて書いて見たいと思います。下記の経験からひょっとして私たちが小学校の授業で道徳の時間というものがありましたが以外にこれが我々技術屋にとって現在糧になっているのではないかと最近感じます。
私の場合、技術レポートの作成を中国人技術者にお願いしたり、添削をする機会があります。おそらく私と同業の方々はこの技術レポートの作成で相当苦労しているのではないかと思われます。私も口から泡が出るくらい冷や汗の体験をしております。例えば明日までに顧客に提出しなければというのに内容なめちゃくちゃなレポートがアガッてきまして、添削の施しようもない状態に追い詰められたりというような場合です。
技術レポートの定石といえば、課題提起→推定→実証→データの推定→考察→結論というのが一般的な書き方です。ところがです。まだ学校卒業したての中国人技術者のレポートは我々の想像からかけ離れた構成で書いてきます。
一例をいいますと、、、、 我々は一致団結してこの課題を解決した。。。(推論方法が)AだからAで間違いない。。。A以外には考えられない。。。これは我々の勤勉な努力によって完成した。それからいきなり結論が書いてあるものや、または、たゆまない努力によって測定した。結果はこうである。(またはその後の結論がない。)。。。。
こんな内容のレポートが私のもとに送られてきます。私は初めて見たときにレポートの冒頭に一致団結という文字を見つけた場合は、文字通り噴飯ものでしたが、、??なぜこんな言葉を書くのだろう?と不思議に思ったものです。
我々が学生時代に習った内容はどうかと思い出すのですが、はっきりとレポートの書き方というなるものを習った記憶がありません。しかし期日に追われてシコシコと書いた記憶はあります。どう構成するかは自然に身についたように思います。
彼ら新人の中国人技術者に聞いてみますと同様です。学生時代は定期的にレポートの提出があったそうです。
この差はなんだんだろう??とづっと考えていまして、最近ふと気がついたのは、我々が小学校の時に受けている道徳の時間の授業構成ではないかということに注目しました。
道徳の時間の内容は有るテーマが与えられてみんなで討議するような内容でした。私の記憶は授業時間中
答えが導きだされた記憶はなく、みんなで意見を出し合うが、まとまらずそれで授業終了時刻がきて終わりとなったケースしか思い出せません。但し意見を出し合い推定をした記憶はあります。そのころ私はなんてよくわからない内容なんだろう、こんなこと話し合うのであれば授業の終了時刻を切り上げてさっさと遊んだほうが楽しいのにと思ったものです。しかし今考えると、みんなで意見を出し合い、それなりに推定するというアクションが大事であったように思うのです。このような推定→結論いう考え方をこの道徳の時間を通して教わったような気がしてならないのです。
中国人技術者に決定的に欠けていることはデータの検証、推定がまったくできない人が多いと私は感じます。
これは、私の想像ですが、基本的な中国の学校の教え方に関係しているように思います。なぜならば同じテーマを与えればコピーしたように答えが同じという結果を頻繁に遭遇することから、基本的ななにかの教え方が我々と根本的に違うのではないかと思います。そのなにかは私もよくわかりません。
ともかくもこの道徳という当時わけのわからなかった授業から、推定→結果ということを学び、今の生活の糧になっていることに気がつきました。ちょっぴり日本の教育に感謝です。
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August 01, 2005
中国 広州で暮らしております。自分の部屋にいると必ず定期的に必ずかかってくるのが不動産屋さんからの電話です。ほぼ2週間に1回はかかってきます。内容は あなた方は仮住まいのようですけどいつ引っ越すのですか?という内容です。なんと、私がここに住まいを決め、引越しが完了した当日にもかかってきました。それも仲介をお願いした不動産屋さんからです。さすがに担当者ではありませんでした。相手方の電話の応対はかなりぶっきらぼうなものです。いきなり名乗りもせず、あなた方はいつまでいるのか?と聞いてきますので、当初はなんのことかわかりませんでした。
いつも差し迫った口調からみるとノルマでもあるようです。ただ、それだけ貸し部屋の需要は高そうです。
さらに広州でも雨後のたけのように高級、高層マンションが次々に造られています。誰がはいるのだろうと心配たくなるほどです。
中にはマンションを銀行からオカネを借りて買い、投機の対象にしてい人もいるようですが、私はイマイチその気にはなりません。さてこの行為が自分の保護になるか、さては値上がりしてあとで後悔するかは今はわかりませんが、数年後にははっきりする時がくるのではないかと思います。
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