節目としての春節、国慶節
中国広州で暮らしています。これは今日、私の部屋から道路を見下ろすようにして写真を撮ったものです。雨が降るのか降らないのか本当にはっきりしない天気です。いっそのことロジックのようにON/OFFの天気になってほしいものです。と、いうようなことをひさしぶりの休みでボーと考えていましたが、ふと思い当たることがありました。
広州は気候に恵まれ、かつ比較的仕事探しも容易です。とにかく広州にくれば食い扶持はなんとかなると思って地方から流れてくる人が多く、この住人増加対策に役人も躍起になっています。しかしこの気候に恵まれているのが災いし、いつでも仕事ができる、遅れてもづっと明日があると思い込む人が多いのではないかと、ふと考えます。
これは地元の業者と付き合いますと、仕事を終わらせる、納期という面で本当にルーズな場面に出くわします。例えば業者が明日の午前中に会いましょうと予約をしますと、その時間に来た業者は本当に数えるほどです。納品日も守る業者も数えるほどです。こちらの方もそれを見込んでいますので、あえてサバを読んだ日を設定しす。特に地元の業者にこのような傾向が強いと私は感じます。
おそらくこのようになってしまう理由の一つの原因として季節感がないことがあるように思います。これはいつでも仕事ができる、遅れても明日もおなじような気候なので、明日やればいいと感覚が染み付いているように思います。
その災いに少しでも歯止めをかけているのが春節、国慶節ではないかと私は思います。彼らとの納期打ち合わせで頻繁にでてくる言葉は、「では春節の長い休みの前までにこの仕事を終わらせます。」「国慶節の前までには一度まとめます。」なんて会話がとびだします。その時は比較的時間通りに仕事が進みます。(しかし、めちゃくちゃ忙しくなりますが。)
もしもこのような節目がなければワをかけてだらだらと仕事をすることもありえるような気がしてなりません。
季節の節目の明確化に春節、国慶節は一役買っているかもしれません。
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