歩道の段差理由(広州)
中国広州で暮らしています。広州の街中を歩いていますと、自動車道と歩道の段差が異様に高いと思うのは私だけでしょうか。特に中心街ですと大抵20cmはあろうと思われます。歩道の切れ目は車が通れるように段差をなくし急峻なスロープ状になっていす。そのためところどころに設けてあるスロープの登りくだりを繰り返して歩かなければなりません。しかも歩道のタイルがところどころはがれているので、歩きにくいことこのうえありません。急ぎ足であるいたら転んでしまいます。私なんぞは歩道をあるかず自動車道の側道を歩く始末です。だれがこんな設計をしたのだろうと思うほどでした。
しかし、今日、なぜこのように造られているか判りました。今日は比較的強い雨が降っております。朝、買い物に出かけたところ、自動車道が小川状態になっていました。この段差により小川の水をせき止め、歩行者を保護するためであるということがわかりました。歩道の下には下水道があるらしく、ところどころに吸水口があり、水が滾滾と吸い込まれてはいるのですが、それでも排水が間に合わないようです。この小川道路を大型の公共バスが容赦なく3mほどの円弧状水しぶきをあげながら走っていますので、歩道にいても水をびっしょりとかけられます。
もしも台風が直撃した場合はとんでもないことになりそうです。
やはり地域性を考えて造られた歩道であることを身をもって理解できました。
| Permalink | 0
Comments