March 31, 2005
さてシンセンから広州に転勤をし、業務に就いて半年が過ぎました。業務は同じですが、決定的に違うことがあります。私自身技術系の仕事をしていますが、広州のほうがエンジニアが集めやすいことを肌身で感じます。
シンセンにいたことは自ら人材市場に赴き、まるでデパートようなの喧騒の中に数時間座り続け、これぞと思う人材を探しては、書きなぐったような履歴書を一生懸命解読し、その場でインタビュー、しかし話をつきつめて聞けば ハッタリとシッタカブリを兼ね備えたリクルートメンバーと一生懸命話し、結局収穫なしという日々をいやというほど経験しました。そのときにインタビューした人は通算3年間で軽く1000人を越えていました。これほど疲れる仕事があるということを思い知らされたものです。
ところがです。広州ではちがうのです。経験は不足しているものの、試験問題を与え、答えは違っているものの、それなり論理的な思考で考えられるメンバーがぞろぞろと集まってきます。この差は何だろうと考えますが、この2つの都市で決定的に違うのは大学の数です。シンセンでは大学が一つ、しかし広州では目につくだけでも軽く7~8はあります。広東省の地方から広州に勉強するために集まってくる若者が多いのです。そしてあわよくばここで就職し、技量を積んで独立または地方にもどり開業というパターンが出来上がっているようです。
大学の数でこんなに人材に差ができるとは思いもよらない発見でした。中国の南方で開発拠点をおくならば、香港に近いという魅力にとらわれがちなシンセンよりもここ広州のほうが開発拠点に向いていると感じるこのごろでした。
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March 27, 2005

最近、広州でも重慶の火鍋に続いて、雲南省の米線、ベトナムの越南菜がポツポツとお店が増えているように思います。越南菜といえば黄色い甘いカレーベースの料理が目立ちますが、あの甘さはなんとかならないかとう個人的な感想です。
メニューをみていましたらベトナム産のビールがあることに気づき早速注文してみました。名前も”HANOI”って書いてあります。1缶20元でしたので、結構高いです。味はすこし酸味がありおいしかったです。
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March 26, 2005

広州の街、天河北路を歩いていたときに、いきなり前を歩いていたおじさんが持っていたバケツをオモムロにドカッと置きまして、その上に、これまた持っていた金属の洗面器になにやら白い粉と小さな丸いモノをあけているのです。
なんだと思い近づいてみたところ、塩の中にうずらの卵をいれ、火をかけてゆで卵ならぬ、塩ごと暖めて焼き卵を作り売っているのです。12個で2元でした。おやつがわりに丁度いい食べ物です。ゆで卵を塩味にした味でした。
このおじさんにどこから来たの?と問いかけたところ、湖南だ答えながら汗をかきながら卵の塩やきを作っていました。おいしそうに食べていたら 追加で2個サービスしてくれました。
他にも小物(くしや小さな手鏡、靴下)、サングラス、を売っているおじさんもうろうろしてきました。
卵の皮をむき口にほおばりながら歩き、卵売りのおじさんの方をみたところ、姿が消えているのです。どこに行ったのかと思っているうちに、今度は前からさっきのサングラスを売っていたおじさんが大きな入れ物を担ぎ、ガシャガシャと音をさせながら小走りでどこかに消えていきました。もしかして取り締まりかな??と思っていたところ、案の上、おまわりさんが歩いてきました。
道路上で売りものを禁止する理由はわかりますが、このような小額をものを売っている人までも対象にしなくともと個人的に思いますが、どうしようもありません。
こんなことであればさっきの卵を12個なんてケチくさいことを言わずに全部買ってあげればよかったかと思いましたが、もうできません。卵の塩味が一段と塩辛く感じる出来事でした。
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March 22, 2005

広州の街を歩いていましたら、人材市場(日本でいえば、民間版職業安定所のようなもの)のオープンレレモニーに出くわしました。写真はそのときのステージのモヨウです。おそらく地元の歌手と思しき女性がステージで歌っていました。あまりパッとしませんでしたが、人だけは写真のように沢山集まっていました。建物の中を覗いたのですが、肝心な募集をしている企業がまだ出揃ってはいないようで、ポツポツと企業のブースが見える程度でした。
人材市場の中にはいるためには普通、”入場料”をとります。一人あたり、数元程度です。募集を希望する企業はこの中でブースを構えるわけですが、1日、大抵100元程度のショバ代がかかります。(場所の大きさによってショバ代は変わります。)
セレモニーはだれでもいいから注目してもらえればそれでいいというシタゴコロが丸見えの内容でした。しかしこれでいいのかも知れません。第1目標(人集め)は達成できるのですから。さて、ここの人材市場にはどんな人があつまってくるのでしょうか?来週ヤジウマ心でこの中に潜入してみようと思います。
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March 19, 2005

2月に紹介しました銀耳蓮子湯と同様なデザートで、これは銀耳木瓜湯です。木瓜は日本ではボケの実と紹介されていますが、西洋梨を3倍くらいに大きくした形で味はマンゴみたいな味がします。なかはかぼちゃのように空洞になっており、タネが内側の壁についています。500gで3元~4元です。
中華レストランの最後で出てくるデザートを見よう見真似で作ってみました。こうしてしまうとかぼちゃに砂糖を加えて煮詰めたような味でした。
効能は、、、知りません。デザートにはそこそこいけると思われます。
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March 16, 2005
おそらく中国の沿岸部ではどこでも同じような傾向があると思いますが、旧正月前にいままで勤めた会社を退職覚悟で、どっと大勢で内陸の故郷に帰り、旧正月後に、職探しの苦労をいとわない覚悟でまたどっと沿岸部の比較的経済的に発展している都市に人々が押しかけるという現象を繰り返しているのではないかと思います。
よく聞く話は旧正月が終わったのに戻ってこない工員さんの話を聞きます。
さて、最近レストランにいってどこでも目立つのが、まだ16歳、17歳くらいの、いかにもイマ、田舎からでてきたという雰囲気のウェイトレスさんが目立ちます。普通語のナマリが強く、もともとあやふやな普通語を話す私にとってはワをかけてコミニュケーションがとれません。
一つのわらい話的な内容で実際に私が体験したのが、ある大衆レストランで、イカ焼きを注文したらタコが出てきて、タコを注文したらイカが出てくるといったことがありました。しかしこれは私の話し方が悪く、タコを注文したときに、イカの様な足をもって丸い頭の魚(好想黒魚一様、但他的頭是園的)なんていったものですからタコなんてみたことないウエィトレスさんは混乱したのではないかと思います。
もっと刺激的なのは、私がウェイトレスさんに注文するために話しかけた際、お茶を入れようとしたこのウエィトレスさんが間違って私の腿に思いっきりジャーーーと土瓶から熱いお茶を注がれました。こちらは声を上げる間もなく驚いて、やけどしないように、即座にお湯とふき取っていましたら、ウェイトレスさんいわく、それは私のせいではない!(不是我的問題。不是我的責任!因為、、、、、)の繰り返しでそのまま行ってしまいました。私はあっけにとられポカンとしていましたら、それを見ていた店長さん?責任者?みたいな人があわてて近寄ってきて、すみませんの連呼に遭いました。
こんな例はホントに稀に起きるものかと思いますが、どういうわけか遭遇してしまいました。
こんなことでもやはり異国にいることを再認識させられます。
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March 14, 2005

写真はこの石牌の南側の門近くにあるお寺?です。日本風にいえば鎮守の森の神社です。この中に入りますと、この街の成り立ちについての記録が書かれていました。また本殿とおもわれる所には、この辺の特有の巨大蚊取り線香のような香をたきつけ、何かの像が祭ってありました。
この中の説明文によると、南宋の時代、今から約800年ほど前に董姓の人々が内乱を避けて移り住み、その後、藩氏、謝氏が移り住み、町の礎ができたということがかかれていました。境内の中では 地元の人がトランプ、マージャン、卓球に興じていました。
私が入ると ”ヨソモンが来た!”というばかりに注意の視線を送り続け、その中の長老格の人がめちゃくちゃ広東語訛りの普通語で、すみません。でていってくださいとの旨を話しかけてきました。どうも自分たちの世界にヨソモンがはいってきたのが気に入らなかったようです。
よく広州では聞きますが、根っからの地元人間は省外から来た人とあまり付き合わないという話をききますが、ここでその一角を見たような気がします。
これで、石牌についての紹介は終わりにします。
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March 10, 2005
さて広州、石牌の話題はおいておきまして、これから中国に移動、訪中される方にお伝えしたいことあります。もしも貴方が来中しなければならない場合、誰でもお土産では頭を痛める方が多いとは思いますが、ここ中国では必ず喜ばれる物があります。それはなんと、何の変哲もない日本製のツメキリです。日本製のツメキリがミソです。なぜ喜ばれるかは中国で購入したツメキリを使用していただければすぐにわかります。切味が悪いのです。しかもひどい時にはキレ残りがあるのです。日本に暮らしていてこんなことはツユとも感じませんでしたが、中国で暮らしていてよくわかります。中国製で、ツメの切れ味がボソ、ボソ、と悪いのに対し、日本製はパチン、パチンと切れます。
もしもですが、お目当ての女性がいる場合には必ずお勧めの一品(ヒトシナ)です。しかも日本では手ごろに購入できますので、複数の方にお土産として渡せます。
すこし、話題がそれますが、日本製のストッキングも喜ばれますが、女性しか喜んでくれません。その点、ツメキリは”男女共用”ですので、だれでも重宝します。
是非これから中国に来る機会が有る方はご参考にしてください。
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March 08, 2005

前回街並みを紹介しましたが、この街の入り口に写真のような建物が建っています。住人のための部屋管理の事務所のような建物のようです。周囲は比較的現代風の建物ですが、ここだけ昔の建築様式です。ここだけとりのこされた感があります。中にはいるまでの勇気はありませんでしたが、どうも住民の登記などの業務をしているようです。
ここだけこのような建物であるワケがありそうです。
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March 06, 2005

広州東駅の南東3kmほどのところに石碑という街があります。昔の広州の特有なカタチを備えた街で、狭い路地にさまざまなお店がたちならんでいます。道路の幅は2mほどしかありません。お店の2階から上は住居になっているようです。建物は4階から7階ほどの比較的低いビルが詰めあうようにして、ぎっしりならんでいます。このように狭い路地となっているので、昼間でも陽はさすこともありません。
ただし、このようにさまざまな店が並んでいるので、生活は便利と思われます。一見みると、無法地帯のようで、アブナサソウにみえますが、普通に歩いていれば別に危険に思うようなことはありません。
この狭い路地をバイクが通るのですが、クラクションをブーブー鳴らしながら走りしますので、うるさくてたまりません。
駅周辺の近代的な建築とは対象をなしていますのでここに紹介したくなりました。
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March 04, 2005

これは私が実際に広州で生活して遭遇した経験談なのですが、、、ひょっとして中国のマンションのガス漏れは非常に多いのではないかと思います。しかし多いのにもかかわらず事故の件数は多くないように思います。なぜか、、、、最近その理由となるような根拠見つけたのでここに紹介します。
まず、第1にここ広州で完全に窓を閉め切った家はありません。これは空気が停滞するのを極度に嫌う風習がそうさせているのかもしれません。広州近辺に初めて来中し、まずびっくりするのが真冬の寒い日にエアコンをガンガンかけている場面に遭遇することではないかと思います。特にタクシーでは外は寒いというのにエアコンをかけている運転手さんが多いです。
これは空気が暖かいと汚れているというイメージが強いがために、サービスのつもりで実施しているようです。
同様にエアコンのない家は冬の寒い日でも必ず窓を目いっぱい開けています。それが災いして家の中はすぐにほこりだらけになりますが、ほこりよりも空気が”新鮮”の方を優先するようです。 それで、すこしくらいガス漏れが発生していても気が付かないようです。
第2に、、日本のガスの場合はメタン系のとてもくさいにおいがしますが、こちらのガスは多少におうものの、日本のものより強烈ではありません。多少、酸っぱいようなにおいがする程度です。私の借りている家もこの状態が続いたので、一応念のためガス会社に電話し、点検してもらったのですが、異常なしとのことでした。このにおいは、以前の住人が外国人と聞いたので、その方の使用した香水のにおいがまだ残留していると勝手に想像していました。
しかし、家に帰るとどうもなんとなく気分がわるくなり、仕事場に行くと急に元気になる日々が続きました。部屋の間取りが自分に会わないのかな~、、、またはいつの間にか会社人間になって仕事が面白くてしょうがないのかな~と想像していました。
ところが最近 ガス料金の支払い明細を見てビックリ! なんとガスの使用量が70リッポウメートル!レストラン並みの使用量です。そんなにつかった覚えはありません。では寝る前にガスメーターの値を記録し、朝チェックしましたら、なんと2目盛り進んでいるではありませんか! では元栓を締めてはどうかと同じようにチェックしたのですが、またしても2目盛り進んでいました。
ここで初めてガス漏れとわかり、ガス会社に事情を説明し修理をお願いしました。結局元栓が壊れていました。
半分笑えるようなお話ですが、これは私が実際に経験したことです。もしも窓を閉め切っていたら今頃はあの世かもしれませんでした。
もし、広州、中国で暮らしている方がごらんになっていましたら、ガス漏れ対策として、、、
1、 寒くても 窓は閉めない。ほこりはガマン。
2、 ガスもれとおもったらまずガスメータをチェック。においはあてにならないということをご考慮ください。
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