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December 12, 2004

広州トンガンの人材市場

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 広州に仕事の拠点を移したのですが、また人材の確保から仕事を進めています。製造系の職種ですが、広州ではどういうわけか思うように集まりません。それで、広州にすぐ南側にトンガンという地域があり、ここの人材市場に行ってきました。
 このトンガンという街は製造業が割拠している街です。特に台湾系の企業が多数あります。また最近は日系の大手企業も進出しており、製造業の拠点としては大変恵まれております。
 大通りをあるいていても 日本人にターゲットに絞ったお店もちらほら見つけられます。
 今回は国営の人材市場ではなく、民間系の業者が経営している人材市場にでかけたのですが、なんとシンセンで経験したよりも数倍の人材がたむろしていました。
 ブースを構え希望者を待つのですが、やはりつぎから次へと人材があつまって来ます。ここで感じたことですが、以前日系の会社にワーカーまたはスタッフとして勤めており、その際日本語と接し勉強を始め、再度この地域にもどってきて日本語通訳の仕事を探す人が多いようです。
 自己紹介を願いするとまるで早口のテープレコーダーを聞くように 殆どの人が同じ文面をまるで暗記しているようにしゃべります。何人か面接して だれもがほぼ一字一句同じ内容をしゃべるのでおかしくなっいてしまいます。おそらくだれか先生がいてその人に紹介文をつくってもらいそれを暗記するのではないかと思います。
 質問をするとたいていやっと日本語をしゃべれるといった具合の人が沢山集まってきます。
 なぜ日系企業に勤めたいかですが、表面上は日本のすばらしい環境が良いなど云々の話をしますが、おそらく本当はそうではなくて、比較的福利厚生が充実していることや休みが定期的にとれること、給料も比較的高いことが本当の原因のようです。なぜならば 就職希望者に必ず聞かれることは土曜日、日曜日は休みかどうか?一日の労働時間は??などの質問をうけますが、仕事の内容についてきかれることは殆どありません。
 日系企業を踏み台として次から次へと自分なりに能力をたかめ、条件の良い会社に移動しオカネを稼ぐというのが定番のスタイルのようです。
 個人的には本当にこれでいいのかという疑問が残りますが、中国沿岸と内陸の賃金格差がまだかなりの差である環境ではこれもいたし方ないかと思います。

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