13.やはり一番大事なのは家族、その次に自分の能力=お金。
中国シンセンで生活、仕事をしております。自分なりに”シリーズ”にてテーマを作成、気がついた点を書きとめています。今回はその第13題目としてシンセンで出稼ぎのようにして働いている人の家族観について書いてみます。
18歳から24歳くらいまでの女性のワーカーさんはたいてい家に仕送りをしています。給料の半分は仕送りをし 家族の家計を助けています。ですからこれらのワーカーさんは数百元程度で1か月の生活をしているわけです。
結婚し、シンセン自分の家族と共に暮らしている人たちはすこし様子が違います。自分の実家に仕送りしている人はまずいないようです。それは家族となると出費が多くそこまでの余裕がないことと、以外に自分の子供に教育費をかけるようです。それは塾ではなくてピアノ、二胡、習字、琴や体育会系の内容であれば中国拳法など(演舞に近い内容)に通っている子供を多く見かけます。
では年々増加する生活費をどうするかですが、これが彼らなりに考えていて転職をするのです。たいていこういう人は結婚前に”自学”といって大学の夜間または土曜日、日曜日の休日に授業をうけ、検定試験をパスし、4年制大学の卒業証書を持っています。今度はこれを武器に少しでも条件の良い会社をわたり歩きます。大体これが35歳ぐらいまで続き、それからやっと職場をおちつくようです。あわよくばシンセンに家を購入し、シンセンの戸籍を取得できるようがんばります。このシンセン戸籍があると香港には比較的容易に行くことができることと、年金を掛け、老後安定した収入がもらえるようになるというメリットがあります。
この生涯設計が吉とでるか凶とでるかはわかりません。彼らなりに能力を高め、努力しています。
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